___
/ 平和を\
|__守る会_|__
/ \
/ \ , , /\
/ (●) (●) \
| (__人__) | 憲法九条は世界の宝だ 9条にノーベル賞を 改憲反対!
\ ` ⌒ ´ ,/ 軍隊がなければ戦争は防げる 自衛隊は解散しろ!
. /⌒~” ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ イラクでの人権侵害を許すな アメリカ軍はイラクから撤退しろ!
| ,___゙___、rヾイソ⊃
| `l ̄
. | |
___
/ ̄ ̄\ / 平和を\
/ \ |__守る会_|__
|:::::: | / \
. |::::::::::: | / ⌒ ⌒ \
|:::::::::::::: |/ (●) (●) \ え? チベット問題?
. |:::::::::::::: } | (__人__) | 内政干渉でしょ。
. ヽ:::::::::::::: } \ ` ⌒´ _/ 中国の国内問題に首を突っ込んじゃダメです。
ヽ:::::::::: ノ | \
/:::::::::::: く | | | |
-―――――|:::::::::::::::: \-―┴┴―――――┴┴――
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) チベット問題が内政干渉ね……
| ` ⌒´ノ 大体お前、チベットとかイラクの国民性のことについて
. | } 詳しく知ってるのか?
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ
/( ●) (●)\ 知ってるお。馬鹿にするなお。
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ チベットは中国がイジめてて、イラクはアメリカに
| mj |ー’´ | イジめられてる国だお?
\ 〈__ノ /
ノ ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) ……話にならないな。政治的な主張をするなら
| ` ⌒´ノ もうちょっと勉強してから来るもんだろ……。
. | } 常識的に考えて……。
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) 大体お前はナショナリズムについて勉強してきたか?
| ` ⌒´ノ 国際情勢を語る上では結構大事なことだぞ。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
____ ,
/ \ –
/ ― ― \`
/ (● ) (● ) \
| (__人__) |
\ . `⌒´ /
. mj~i
〈__ノ
ノ ノ
ナショナル? 知ってるお。パナソニックのことだお。
最近なくなったお。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) ……もういいわ。お前もう一度勉強してから来い。
| ` ⌒´ノ お前には長門っていう心強い味方がいるんだからな。
. | } あの人に教えてもらってからプロ市民になれ。
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \ うう……結局話を聞いてもらえなかったお……。
| (__人__) | やる夫はプロ市民失格だお……。
\ ` ⌒´ /
|┃三 ガラッ
|┃ ____
|┃/⌒ ⌒\
|┃(●) (●) \
――‐.|┃:⌒(__人__)⌒:::::\
|┃ |r┬-| |⌒)
|┃ `ー’ォ //
(⌒ヽ・ ・ ̄ /
|┃ノ /
|┃ つ <
|┃ (::)(::) ヽ
|┃/ > )
|┃ (__)
ということで難しいことは長門に解説してもらうお!
長門、いるかお?!
_ -‐´/ \
/ // :. ヽ、 \ ヽ
// / / :::. \::… ::::.. `:,
l/l .:/ l .:.::::. ヽ:::… :::::.. ::. ‘,
V、 ::l | :: .:: :::::::l人 ト、 ::::.::::::’,:::::’,:::::::’,
〉 ::|ヘ 1、ト、::. .::il:::::レー-y-\::. :’,:’,:::::::l:::::l:::::::::l
ハ ::::l-十ヘl’\:::lV´rz,ニ,,,, \l:. :l::l:::::::|:::::l::::::::l
{ ヽトャ”’n` `’| ‘”∩゙゙`ァ /ヽ:.::l::l::::::l:::::::l:::::リ
’, .l |:::ヾ L! l └’ ” ./ :/::ヽ!〉:::/:::::::l::::/
゙、::l :::::,’ヽ:.く .:.:.:.:.:.:: //:::::::∧/:::::::l:l::/ 誰……?
‘;:l ::::{ // .:::::/|:/:::::::::レ’
ヽ::::ヘ - // ::/::l::::::::::リ
ヽ:::::\ /:/:::::/::::::/
\l::::ヽ、 _..:イ//:::::://l/
`’\lヽ -‐ ”´:::::::::::ノイ:i/
| ::::レ’
_l .::::::’,
/:::/l ..:::::::::::ゝ=ヘ
_, -‘´/:/ :l _,..-‐’´ ̄ `ヽ、
z〔 l/ ヽ_, -‐’
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \
| (__人__) | む? 長門かお? 少し顔が違うような気がするお。
/ ∩ノ ⊃ / でもまあなんでもいいや。長門、ナショナルだかなんだかについて
( \ / _ノ | | 詳しく教えてくれお。
.\ ” /__| |
\ /___ /
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧ ナショナル? ナショナリズムのこと?
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l 詳しくは知らない。けど解説ぐらいはできるかも。
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i}
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ おお、それだお。ナショナリズムだお。
| mj |ー’´ | 早く解説してくれお。
\ 〈__ノ /
ノ ノ
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧ 第一あなたはナショナリズムについて
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l わかろうとしたの?
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i}
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′ナショナリズムは強い弱いに関わらず、
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/ 基本的にどの民族、どの国家でも持ちうるもの。
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ ナショナリズムとは平たく言えば愛国心、
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i もしくは自分の民族に抱く誇り、
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧ というようなこと。
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i}
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|! たとえばチベットの場合はそのナショナリズムが
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′刺激されて起こったということに他ならない。
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
,、‐ ””  ̄ ``” ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^’´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐’7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ””゛_^`”`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐’゛_,,.\ ´”””‘ヽ l;K
l |ハト〈 ,r””゛ , リイ)|
`y’t ヽ’ //
! ぃ、 、;:==ヲ 〃
`” へ、 ` ‐ ‘゜ .イ
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
/ ! レ’ ヽ_
_,、‐7 i| i´ l `’ ‐ 、_
,、-‐””´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ ‘、_ `ヽ、_
/ i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 ’、` ‐、_ ,`ヽ
/ l ,、‐’´ // ‘,/!:::::::::;、–ァ’ / `` ‐ `’7゛ ‘,
やあみんな久しぶり。初号機と言えばこの男、碇シンジの登場だよ。
まあ、もうちょっと詳しく言えば、政治的な主張を民族や国家と
結び付けようとする思想や運動のことだね。それでもナショナリズムっていうのは
最近では愛国主義(パトリオティズム)と混同されたりするから、昔と比べて
かなり意味が違ってきてるんだよね。
____
/ \
/ ─ ─ \ む、どういうことかお? チベットの場合は中国がイジめるから
/ (●) (●) \ 暴発したんじゃないかお?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
, ” `ヽ
,/ / / ,/ , \
/ // ,/ノイil ,/ ,i ヽ
l / / ,l / //____l_i! il / /l ,i ,l l
l ,/l //,/ /ノ/ィ-‐irj`トー,/ / ‘l / /l ,l
,l / i / /ム'”ヽ `゜ iハ /ノ_/リノ ,/ iハ
ll ,l i iメ、,i l、 l/〈’^lr、/ ハ ノハ それもひとつの要因。だけどもっと詳しく言えば、
ir ii l/ハ 、 ‘i, ト`- ,> `/ // // アレは中国が飛躍的に経済発展を遂げたために、
`、 i l l l、ゝ `-, __ ノノハ/ハ 今まで眠っていたチベット民族の自意識が刺激された、
`、l i ,i h`” ̄ ’ -‘ /ハト ってことだと思う。
`,i i ハリ`_ // /リ
,/`\ハ/’`’丶 、,_ _/ リノl/
-‐’ヘ、 /ハ ̄ノ ハ/
\ /、W’lハ/
____
/_ノ ヽ_\ さっぱり意味がわからないお……。
/( ●) ( ●)\ 大体やる夫にはナショナリズムが
/ ::::::⌒(__人__)⌒:::::\ 刺激されるっていうことがよくわからないお。
|  ̄ |
\ /
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧ たとえば最近、ナショナリズムの高揚によって
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l 起こった国際問題がある。それはなにかわかる?
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i}
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;) う~ん、テレビは見ないでPCばっかりやってるからなぁ……。
/ (─) (─ /;;/ 韓国がムカつくってことぐらいしか知らないお。
| (__人__) l;;,´
/ ∩ ノ)━・’/
( \ / _ノ´.| |
.\ ” /__| |
\ /___
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l そう、正解。韓国では近年ナショナリズムの
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i} 高揚が引き起こした国際問題がある。
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
____
/ \
/ ─ ─ \ え?
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i}
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
ものすごく単純に言えば、韓国はノ・ムヒョン政権の対北政策の失敗から
国民の目をそらさせるため、ナショナリズムを利用した。つまり第二次大戦のときの
日本の悪行をふれ回って、不満の矛先を政府ではなく日本に向けるようにしたの。
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i}
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
それは『国は違っても、日本を憎む気持ちは同じ』ということを強調して、北朝鮮と
韓国は敵対していても同じ民族であるということを再確認させることにもなる。
日本はそのダシに使われたってことね。
ノ L____
⌒ \ / \
/ (○) (○)\
/ (__人__) \ だから半島の人間はムカつくんだお!!
| |::::::| | あんなテロ国家を支援する韓国もおかしいお!!
\ l;;;;;;l /l!| !
/ `ー’ \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ ドンッ!!
`ー、_ノ ∑ l、E ノ <
レY^V^ヽl
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :'´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ'´ノ'´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l そういうのは簡単だけど、冷静になって
l|;' :{ : :i :|;イK‐' 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i} 考えてみる必要もあるわ。
N: l: : l: :ハヘ ` ' ノ'´'Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐'´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7'‐=、`_‐く;∠イ '´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `" !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
, ” `ヽ
,/ / / ,/ , \
/ // ,/ノイil ,/ ,i ヽ
l / / ,l / //____l_i! il / /l ,i ,l l
l ,/l //,/ /ノ/ィ-‐irj`トー,/ / ‘l / /l ,l
,l / i / /ム'”ヽ `゜ iハ /ノ_/リノ ,/ iハ たとえば冷戦中、ドイツはアメリカとソ連、
ll ,l i iメ、,i l、 l/〈’^lr、/ ハ ノハ 二つの国に分割されていたの。
ir ii l/ハ 、 ‘i, ト`- ,> `/ // //
`、 i l l l、ゝ `-, __ ノノハ/ハ ロシア人はプーチンのせいで怖そうに見えるけど、
`、l i ,i h`” ̄ ’ -‘ /ハト 実は他国から侵略されたり、攻撃されるのを
`,i i ハリ`_ // /リ 物凄く恐れる民族。だから勝利した後もドイツ人は怖い。
,/`\ハ/’`’丶 、,_ _/ リノl/
-‐’ヘ、 /ハ ̄ノ ハ/
\ /、W’lハ/
_, '”´ ̄``~ 、
‘´’,´ r‐t、、 ヽ
/,ィ / 、\ji`! 、ヽ でも、ベルリンという国が近くにあったおかげで、
/ f;’/ ‘ ,’ | 、 `’ ヾヽ! ロシア人は考え直した。「ドイツ人は恐ろしいけど、
,’,イ∨ , ! 、! ハ_ヾ、 ヽ ソ 結局は我々と同じ人間だ」ということを再確認した。
リ i 、 ト≦、 、/!´ィ”yリ 、ヾ /
ヾi、|ゝ’じ ヾ `∠ /,リlリ ナショナリズムに起因する戦争を起こさないためには、
{ iゞゝ、 、 __ 彳/レ’/ 実はこの認識はとても重要ね。
,N、ト、ミ>、__ イ彡’ハ
,/ ツVリ,,ゞ」/~ユ _∧
{ソ ,ィ、/´ i ,,二ユ{ ハ
/ f::::::l:ノ レ’´ } { ヽ
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i たとえばあなたも日本が東日本、西日本に分断されたら、
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧ 互いに心底憎み合うことはできないでしょう?
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i} 朝鮮民族は歴史的に何度も分断、戦乱を繰り返してきた民族。
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|! だから韓国国民が北朝鮮を見捨てないのは仕方ない、
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′むしろとても人間らしいと言えるわね。
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
____
/ \
/ ─ ─ \ なるほど……理屈だお。
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
,、‐ ””  ̄ ``” ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^’´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐’7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ””゛_^`”`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐’゛_,,.\ ´”””‘ヽ l;K
l |ハト〈 ,r””゛ , リイ)|
`y’t ヽ’ //
! ぃ、 、;:==ヲ 〃
`” へ、 ` ‐ ‘゜ .イ
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
/ ! レ’ ヽ_
_,、‐7 i| i´ l `’ ‐ 、_
,、-‐””´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ ‘、_ `ヽ、_
/ i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 ’、` ‐、_ ,`ヽ
/ l ,、‐’´ // ‘,/!:::::::::;、–ァ’ / `` ‐ `’7゛ ‘,
実は韓国人も北朝鮮人も、日本に対して、屈折してはいるものの尊敬の念があるみたいだよ。
大戦のとき自分たちが苛められたのは許せないけど、それでも欧米列強を相手に四年も戦って、
敗けた後もあっという間に経済大国になった日本はやっぱりアジアのパイオニアであるって認識は、
結構共通してるみたいだね。
まあキムチはおいしいよね。そこだけは認めてやることにしようよ。
, ‘´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i
| |,,_ _,{|
N| “゚’` {“゚`lリ
ト.i ,__”_ ! ところでやる夫、お前はムスリム共産主義って言葉を
/i/ l\ ー .イ|、 知ってるか?
,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、
/ ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | `> | i
/ |`二^> l. | | <__,| |
_| |.|-< \ i / ,イ____!/ \
.| {.| ` - 、 ,.---ァ^! | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{ ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
}/ -= ヽ__ - 'ヽ -‐ ,r'゙ l |
____
/ \
/ ─ ─ \ む、また変なのが出てきたお。
/ (●) (●) \ 知らないお。なんだおそれ?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
、 ヽ
|ヽ ト、 ト、 ト、 、.`、
/|l. l. | |l l | | l |l.| |l. l
/’ j/ ノ|ル’/レ〃j/l | 1917年、ロシアで共産革命を指導したのはレーニンだけど、
-‐7″ ヾー—┐|_.j 実はレーニンって共産主義を信奉してたわけじゃないんだよね。
 ̄ ./゙ニ,ニF、” l _ヽ つまり自分が指導者となって権力の頂点に登り詰めるために、
:: ,.,. |ヽ 」9L.` K }.| 共産主義ってもっともらしい理屈を利用したに過ぎない。
l’ “”” l ) /
h、,.ヘ. レ’/
レ′ レーニンはロシア革命の後、西欧にどんどん共産革命が連鎖していくと
r.二二.) / 考えたんだけど、ドイツなんかで起こった共産革命は次々潰されていく。
≡≡ ,イ 困ったレーニンは、イスラム教徒が多い中東の民族に目をつけた。
. / !
\ / ├、
::::::` ̄´ / !ハ.
{ l ̄`ヽ( ヽ ! / ,;〈
j| / `ヽ;;,, ヽ レーニンはこの少数民族に共産主義思想を植えつけることで
/ / l! ‘,; ‘, 共産革命をより有利に進めようとしたわけだな。
/ / |
/ l ! l 当時のソ連の共産党機関紙に「万国の被抑圧民族団ケツせよ!」
,.イl! l! /, l! というスローガンがあった。まあモノは言いようってことだ。
ゞ{l , , ,;;;ノ、,,,
r”l ’ ‘ ‘ ‘ ”l;;;”””
、 | |;; 団ケツ、ということでケツだ。ところで俺のケツをみてくれ。
.ヽ! ! |; こいつをどう思う?
__」 l |ヽ
<! ヽ | ヽ
,, - ―- 、
,. ‘” _,,. -…; ヽ
(i'”((´ __ 〈 }
|__ r=_ニニ`ヽfハ } だがレーニンの思惑はうまく行き過ぎちまったんだな。
ヾ|! ┴’ }|トi } つまりムスリムのナショナリズムを鼓舞したことで、
|! ,,_ {’ } 「西側の異教徒に対するジハード」に燃える危ない奴らが
「´r__ァ ./ 彡ハ、 沢山生まれて、共産主義思想がムスリム主義に凌駕されそうになった。
ヽ ‐’ / ”‘ヽ
ヽ__,.. ‘ / ヽ で、結局レーニンは中東のトルキスタンを五つの国家に分割し、
/⌒`  ̄ ` ヽ\_ 国家はバラバラにされてしまった。
/ i ヽ \
,’ } i ヽ 俺がなにを言いたいのかわかるか?
{ j l }
i ヽ j ノ | } l
ト、 } / / l | .
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ
/( ●) (●)\ ナショナリズムは時として毒になる、ってことかお?
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| mj |ー’´ |
\ 〈__ノ /
ノ ノ |
リ,;;;;;;:: ;;;;;:: ;;;;; ::;;;;;; \ 人 从
(彡ノり/リノ” ミ;;;;;;,,,.. ゝ ) あ (
);;; ヾ、;;;;…__,, );;;;;;;; ヾ ) お (
i:::) ` ;;ー–、` 〈;;;;;;;::;;; i ) お (
i i::/ ^:::::::.. i ,ll/ニi ;; l ) / (
i l ヾヽ” ゚ ))ノ;; / ) っ (
i | | iにニ`i, (_/i;;; | ) !! (
| | ! `ー‐'” / ゞ:l つ (⌒
i l| ! “ ̄ ,,,. /,; ミi |l
| |i ヾ二–;‐’ ,;; ,; ミ ||i il i|
| ll _|彡” ,’ ; /’ ̄^ ̄””\ ||
l ,..-‘” 〈 ; / ヽ
/ 、, \) ,,.-/ `i
` ミー,;;’ ,l l
/ ;; / .| |
ヾ/ ,i’ ト |
’i ‘ /゙` イ !
,;;|o; i| / ヲ /
そのとおりだあおおおおーっ
_,r’´::::::::::::::::::::::::::`’、.
{::::::::rr-‐-‐’^i::::::::::::::i. まあ共産主義が宗教を否定してるってことからも
゙l’´゙《 __,,,ゝ:::r、:::::l わかるんだが、もともとプロレタリアートに民族とか
ト=r;、 ゙”rィァ‐リメ }:::::} 国家って区切りはない。ムスリム共産主義って言葉は
゙i`”l  ̄ ソ::::ヽ 最初から支配のための方便ってことだ。
゙i. ゝ^ , /ヾヾヾ、
ヽ ゙こ´ / ヽ、
ヽ、 /__,∠、 `’-、 ナショナリズム、ここでは愛国心というような意味で使うが、
`゙ク’゙´ ` ゙’、 ヽ それは時として行き過ぎると大変なことになる。
/ 〉 ヽヽ
ィ ヽヽ
_,,-‘´::: ゙i ほかにもナショナリズムが行き過ぎて大変なことに
/ ` } なった例がいくつもあるぜ。
/ ,-ィ‐r’´´ / l
__r’〈 ,ノ / “`l / l
-‐ ´ ‐ ” ´ /l::: l ー’´
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ なぜ、脱ぐ。
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
___
, -‐く  ̄`ヽ、
〃 \、゙`` il!ヽ
;l!’ ヾ、、 i|!゙:、
i|l! ヽ、_ i1 |i ヾ、,,. l|l!
i^Y ,; i`tァ、! jl,ィァ'”! `Y^!
/> k’ ゙`,.ン”;’ `゙ヾ~´ トリ />
< </\ ゙、_, '″, ;. 、 〟ヽ、 r' < </\
<\> <\> | / 嵶寥 、 | <\> <\>
\/> > ゙! ;’ / ̄` ’, ,! \/> >
</ ,:! ! r'´ / ゙` ! / </
.:::'~/ト、 /゙k、_
ヾ、iレ':::::! ヽ、.____,ノ /:゙i:::`ヽ、
.::::/:::::::::i ヽ._/ /:::::::!:::::::::.
.:::く::::::::::::| ,イ ト、 ,':::::::::::、:::::::::.
::::::::゙フ::::::::゙、/ ゝく Y:::::::::::く:::::::::::.
:::::::::\::::::::::、 ! i ;::::::::::::::::〉:::::::::
その好例がご存知、アドルフ・ヒトラーだ。第一次大戦の敗北によって、
ドイツは『我々はヨーロッパの大国である』という自尊心を大きく傷つけられていた。
そこにつけ込んだヒトラーはドイツ人のナショナリズムを大きく鼓舞することによって
第三帝国建国の基礎を築いた。その団結がナチス・ドイツのすさまじい強さの秘密なんだが、
それはユダヤの迫害っておぞましい結果も生み出すことになったわけだな。
___ ━┓
/ ―\ ┏┛
/ノ (●)\ ・
. | (●) ⌒)\
. | (__ノ ̄ | うーん、ナショナリズムって、聞けば危ない思想のようだお……。
\ / ナショナリズムや愛国心なんて持たない方がいいのかお?
\ _ノ
/´ `\
| |
| |
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i それは早合点。ナショナリズムは持ってて当然のもの。
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧ それがいい方向に働くことももちろんある。
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i}
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ たとえば1941年、ドイツがソ連に宣戦布告したことによって
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i 起こった戦争のとき、スターリンはある方法でナショナリズムを
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧鼓舞した。それによって、本来戦争嫌いなロシア人は快進撃を
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l続けていたドイツと戦う気になった。
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i}
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
___ ━┓
/ ―\ ┏┛
/ノ (●)\ ・
. | (●) ⌒)\ スターりん?
. | (__ノ ̄ |
\ /
\ _ノ
/´ `\
| |
| |
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ ……スターリンはこの独ソ戦が起こる前、民衆に対して
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i 『紳士淑女の皆さん!』と前置きして演説を行ったわ。
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l 普通、共産主義の指導者なら、民衆に語りかけるときに
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i} 『親愛なる同士諸君!』と前置きするのが普通だった。
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′実はこの語りかけは、神父が信徒に対して語りかけるときに
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/ 使う言葉なの。
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ それがなんなのかお?
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ ” /__| |
\ /___ /
/,/ , .l l || | `| | | |l i | |
“.| / |l | | | | l、 | /l l `l | |.l / | 要するに、『我々は同じ宗教で結ばれ、同じ民族として
|l.| ||| .l l | l, |ヽヾ、 | /'”二 ̄l | ./ | 生きている。迫り来る強大な敵を団結して打ち破ろう』って
゙ l,.|ヽヘト, |_,-一’ゝ,l.||l ‘”l ソ`ゝソ// / 呼びかけた、というわけね。
V 、N,\'”「ソ`ゝ ‘”//./i|
| |ヽヽ‐`ゝ ヽ //// |
| ト\>`ヽ.、 ‐ ///|/ この独ソ戦がナポレオンの侵攻による戦役、
| l \l \ヽヽ> ._/ |'” “ 通称『祖国戦争』になぞらえて『大祖国戦争』って呼ばれてる
゛ ゛ ヽ. ヽ`>'”| |‐- 、 ことからも、スターリンのプロバガンダがいかに成功してるかが
/´ \ t | \ わかる。
,. ・'” ヽ / `ヽ、
,・'” ̄ ̄`` ー- 、゛、/ .,. ・'”´:::`丶、
/ `ヽ,::::::::::::::::::::::| `> <´|:::::::::::::::::::::|`l
/ ヽ:::::::::::::::::::::| / イl,,ヽ.|::::::::::::::i::::/ |
| ゛、::::::::::::::::<.ノ /:||:iヽゝ::::::::::::|:/ |
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;)
/ (─) (─ /;;/ う~ん、よくわからんだお。
| (__人__) l;;,´ ナショナリズムを鼓舞するだけでそんなに強くなるもんかお?
/ ∩ ノ)━・’/
( \ / _ノ´.| |
.\ ” /__| |
\ /___
, -‐-‘´ー- 、._
,、’ : : ,:-‘´: : : : : : :\
/: : :/: : : : : : : : : : : : \
/:/ : /: : :, : : : : : :/: : : : : : : ヽ
!’: : :/: :/;.、=7;、イ;i: : |: : : : 、: ヽ 団結の力っていうのは侮りがたいもの。
!: : /’: :’´ ;| ‘iァz;、,’ト|: :/;イ: : : }: i l 日本でも、ロクな武器さえ持ってない農民が
!: : : : : : :{ `”゛’` !/’´/イ;ィ:/: リ’! 一揆を起こしてお上を動かした例はいくらでもある。
‘; : : : : ;|ヾ ,ィ’)y’/;ィ:/
ヽ:|’; :{ヘ _ ゝ./!’´ !’
/’ ヽ! 、 ´,. ィ’:i/ 特に宗教で結ばれた人間同士だと、時に国さえ動かすこともある。
_,,…./ /` ‐’ ´l/リ゛ スターリンやイエス・キリストはそのやり方がうまい。
ノ `丶、 {、 ´
/ ‘ ‐- 、 \トヽ、
,イ;;;:::、:_:::::::`ヽ、 _\!`)、
i;/ ヽ::::::::::::’, `>ヶ、:>
___
、__ … – ‐__” “´ ゙i
ヾ  ̄  ̄ |
ヾ`r |
ミ `( __ r”|…_
ミ ´( _____ ….(( )lノ `ヽ
ヾ ◎===__====== =- ‐ ′
`r”ヽ ノ tも=ッ‐< rテラ( } イエスは自らが処刑される前、自らの弟子を集めて
{(り"′ `¨´"/` 「´ l )ノ パンとワインを振舞った。そのときにイエスは
シヽヾ) l l 「これは私の肉であり、私の血である」と言った。
〃 `ー゚ 、 <フ l
l゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l-=‐= l__ つまり弟子たちにパンとワインを振る舞い、それを
l ( ) ( ) | `.二´l┐| 自らの肉と血である、と言う事で、お互いを団結させたと
| _`´___ `´ |、___l │|_ 言うことだな。イエスは処刑されて天に帰ったが、弟子たちは
/  ̄  ̄ ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |__ イエスの教えを広め、キリスト教の基礎を作った。
/ \ O 「 串| イエスは人身掌握が上手いな、なかなかのやり手だぜ。
/ ヽ l │|
____
/ \
/ ─ ─ \ なるほど......。
/ (●) (●) \ イエスが神様だったから単純にみんなが従ったわけじゃないのかお。
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
,、‐ ””  ̄ ``” ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^’´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐’7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ””゛_^`”`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐’゛_,,.\ ´”””‘ヽ l;K
l |ハト〈 ,r””゛ , リイ)|
`y’t ヽ’ //
! ぃ、 、;:==ヲ 〃
`” へ、 ` ‐ ‘゜ .イ
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
/ ! レ’ ヽ_
_,、‐7 i| i´ l `’ ‐ 、_
,、-‐””´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ ‘、_ `ヽ、_
/ i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 ’、` ‐、_ ,`ヽ
/ l ,、‐’´ // ‘,/!:::::::::;、–ァ’ / `` ‐ `’7゛ ‘,
他にもスターリンについての有名な逸話で、スターリンは自分の側近を粛清した後、
仲間を集めて『あいつはいい奴だったけど、裏切り者になってしまった。今日はあいつを偲んで
乾杯しよう』と言って、血のように赤いワインで宴会をしたと言われてるね。
スターリンは『恐怖』によって仲間を纏め、独裁政権の基礎にしていたわけだ。
スターリンは神学校出身だから、イエスがやったパンとワインの話を知っていたのかもしれない。
もっとも、スターリンがやったのは恐怖による団結心の鼓舞だったけど。
はは、ちょっと君たちみたいな凡俗には難しいかな。
r`”⌒`ー=v ‐-、
1:::::………………… }
|:::::::::::::::::::::::___::リ,
r| ::::::::::::::( )|’爪|::jリ
/“======_‐ラ(6,′
,>‐’つ__… ‘-〒rtッテ|h′
/.ノ (:{,|| i i l゙`~.jl|リ
! }/゙ヽl.l ’, ヾツ |l!|) _
{ (´/ヽ.):ヽ r=- l/l:}/,r=,ヽ.._
ヽ( イ- ) ̄l|、|!゙¨´ / l:八.>=iこ⊂⊃
\ `ヽ:::::lドミ==‐’ レ____l[二´__
 ̄:¨”7゙<〉 )::¨o7 /  ̄ フ 7ー-、:_:: ̄
::::::::::/:::::::\ ノノ:::/ ' '"´ / / `ヽ
やれやれ。>>1の構成力のなさのせいで俺が即興解説するハメになっちまったぜ。
ナショナリズムとはさっきも言ったが『政治的な単位と、文化的、あるいは民族的な単位を
一致させようとする思想や運動』のことだ。これはパリ出身の社会人類学者、
アーネスト・ゲルナーの著書『民族とナショナリズム』でされた定義だが、
最近では愛国主義(パトリオティズム)と混同されてることも多い。
r`”⌒`ー=v ‐-、
1:::::………………… }
|:::::::::::::::::::::::___::リ,
r| ::::::::::::::( )|’爪|::jリ
/“======_‐ラ(6,′
,>‐’つ__… ‘-〒rtッテ|h′
/.ノ (:{,|| i i l゙`~.jl|リ
! }/゙ヽl.l ’, ヾツ |l!|) _
{ (´/ヽ.):ヽ r=- l/l:}/,r=,ヽ.._
ヽ( イ- ) ̄l|、|!゙¨´ / l:八.>=iこ⊂⊃
\ `ヽ:::::lドミ==‐’ レ____l[二´__
 ̄:¨”7゙<〉 )::¨o7 /  ̄ フ 7ー-、:_:: ̄
::::::::::/:::::::\ ノノ:::/ ' '"´ / / `
やれやれ。パソコンも調子が悪いぜ。
ナショナリズム、つまり民族愛とか愛国心ってのは、地政学的に大国同士に挟まれていたり、
少数民族が一個の国を形作っている国家では強くなるという特色があったりする。
たとえば韓国や朝鮮は中国、ポーランドではロシアやドイツなど、ナショナリズムや愛国心が強い国家は
得てして大国の脅威に脅かされている国である場合が多い。
r`”⌒`ー=v ‐-、
1:::::………………… }
|:::::::::::::::::::::::___::リ,
r| ::::::::::::::( )|’爪|::jリ
/“======_‐ラ(6,′
,>‐’つ__… ‘-〒rtッテ|h′
/.ノ (:{,|| i i l゙`~.jl|リ
! }/゙ヽl.l ’, ヾツ |l!|) _
{ (´/ヽ.):ヽ r=- l/l:}/,r=,ヽ.._
ヽ( イ- ) ̄l|、|!゙¨´ / l:八.>=iこ⊂⊃
\ `ヽ:::::lドミ==‐’ レ____l[二´__
 ̄:¨”7゙<〉 )::¨o7 /  ̄ フ 7ー-、:_:: ̄
::::::::::/:::::::\ ノノ:::/ ' '"´ / / `
かつて帝国主義時代、マジョリティ(多数派)が少数民族や社会主義者、カトリックなどの
マイノリティ(少数派)の声を無視して国家が形成されるようになってくると、これらのマイノリティが
暴発し、国家間の戦争を誘発するようなことが相次いだ。
ナポレオンを追放したパリ市民の民族意識の高まり、第一次大戦の引き金になった
サラエボのオーストリア皇太子射殺事件などが好例だな。
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ もはややる夫が無視されているお……。
| (__人__) | さびしいお……。
\ ` ⌒´ /
/ // / | ヽ \
/ // / | ’, ヽ
// /.::/ / | | l
::/ ….:/::::/:: / / |:::| | | | |
.:::::::/:::;ィ:::…../ /|:. | /::/ | .! | ト、 ハ
::/://:::,.ィ./|::|::::/:::/∧:. | | | | V|: |
//-/∠_|::/ |::|:::/::// |:…| | | | | |: | >>1の構成力のなさを恨むのね。
_|:| |:j::/:://-─|’T’ |/./ |::|ノ
i、`===ッ’|! .j::l/::/,,_ _ヽ|/::/| //′
ト、 l/ V ゙”””/从:/ |/リ
:::ヽ、 { /::::レ’ /
ヾ:\ r’ 彡::/リ /
ヽ::!ヾ、 ─- ,..イ::イ::::///
|\| ,.イ:/:/:://ノ
、::| `’ ー-イ,ィ::|//||:/
` / l/ !
| ``ー───‐–、
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧ それで、ナショナリズムの話は大体こんな感じだけど、
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l ところであなたはここへ何を聞きにきたの?
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i}
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
ノ L____
⌒ \ / \
/ (○) (○)\ おお、それだお! そう言えばやる夫はプロ市民になったんだお!
/ (__人__) \ イラクやチベットのことがもっと詳しく知りたいんだお!
| |::::::| | やる夫は大国の暴虐が許せんのだお!
\ l;;;;;;l /l!| !
/ `ー’ \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ ドンッ!!
`ー、_ノ ∑ l、E ノ <
レY^V^ヽl
_, . .- . .-‐ー- 、_
,. :’´/_ ̄ー_,>‐ヽ:ー:\、
/: .:; ィ’´ノ’´/: : : : : : ̄ヽ: \
/:/:/〃//: : : .:/: : : i: : : ヾト、ヽ
/ / { jlイ :/: .:/: .:l: : :i: :| : .:.:lヘヽ〈i
/:/:/ 〉イ///:.:.:/ :/.:| :!.:| .:j :.:l :l .:V.∧ イラクね。アレはナショナリズムとはちょっと違う。
|// /: :〃:.:/.:イ才> l:|.:l /j_r」/ .:.:Y::::l 中東のことはナショナリズムだけで語れることじゃ ない。
l|;’ :{ : :i :|;イK‐’ 1アリヾ l|:l :/;∠!//:〈:/:i}
N: l: : l: :ハヘ ` ‘ ノ’´’Lソ ク::/::|:イ|!
!ハl: : :!: : トヽ\ :、 イ/:|::! ′
lヘ : :l.:.:.:l:k ̄ ‐- ´ ‐’´/:イ/
ヾヘ:.:ト:ヽ\ , イ::///
〉`¨7’‐=、`_‐く;∠イ ‘´
/ ,イヘ、 |:::/〉
/-∠、_  ̄ `” !
/-―- 、 \`‐、 ヽ
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ お? それはどういうことかお?
| mj |ー’´ |
\ 〈__ノ /
ノ ノ
_ _
┌lニ「└冂 7^>┐
,rくV冂ー厂Y^ト/´/7
)‐二ニ’-=二三ニ二( よし、中東出身のこのモハメド・アブドゥルが解説してやろう。
YこjW{;二’-‐<二〈 もともと中東というのは民族でなく、氏族で結びついている国が多い。
ヒp} トニpブ ̄`!ニヽ つまり一族同士で様々な派閥があるということだな。
|フ| | ド、~ } ’Fリ
. |゙=_’_’゙ ヽ / rく
|〈.-―ヽ V /´交ヽ
. |`⌒` ,//ヽ立ソ^ヽ
/’ァ—‐”” /.交ヽ/ ,ハー、
r「//__ /’交ヾ立ソ / / \
_,ィイ//4O) ヾ立ゾ/ / ノ  ̄`ー、_
// / |卩 lフノ-‐”” ‘” / / \
/ />rr<‐’´__,,.. ‐”'”
|〃ル厂フ
____
/ \
/ ─ ─ \ 源氏と平氏みたいなものかお?
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
_ _
┌lニ「└冂 7^>┐
,rくV冂ー厂Y^ト/´/7
)‐二ニ’-=二三ニ二(
YこjW{;二’-‐<二〈 まあそんなものだが、中東の国家ではそれが絶対だ。
ヒp} トニpブ ̄`!ニヽ 国家というのはたんなる地図上の線引きと同じで、イラクも例外ではなかった。
|フ| | ド、~ } ’Fリ そこでは氏族が絶対で、しょっちゅう小競り合いや争いが耐えない。
. |゙=_’_’゙ ヽ / rく これはナショナリズムではなくアイデンティティの問題だ。
|〈.-―ヽ
. |`⌒` ,//ヽ立ソ^ヽ だからこそ強大な独裁者が国のトップでなければ国としての形が保てない。
/’ァ—‐”” /.交ヽ/ ,ハー、 サダム・フセインは恐怖と暴力によってなんとかイラクをまとめていたのだ。
r「//__ /’交ヾ立ソ / / \
_,ィイ//4O) ヾ立ゾ/ / ノ  ̄`ー、_
// / |卩 lフノ-‐”” ‘” / / \
/ />rr<‐’´__,,.. ‐”'”
|〃ル厂フ
____
/ \
/ ─ ─ \ ほう。そうなのかお。でもあの国はアメリカが開放したお。
/ (●) (●) \ アメリカが怖いからもう争いは起きないお。
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
_
r弋”「| 冂´゙l7’ァ
(`ヽ,rェ豆呈呈足、
L`>タ彡≡三三ニミ、
レ/j^Y∵∵:∵`ヾ:) __
|j u `i_リ厶 ===-弌” ̄_-= }
u ,r'”「 ヾ:/ |:::::::::t-\\ニl
|j /::::::ノ,r ニ ‐- ´ ̄/::::l\ `ヽ
/l::/(__ _ \:::::: ̄} ;\
ノ フ  ̄ ‐- ヾ下ノ_ノ ヽ
/-‐ _.. ’- - .._ `ヽ\ V:: ’,、
_ / ,r=’7:´: : : :ヾ彡: : :`ヽ ヽ }:. ‘, \
fO! ( (ミミ/: : : : : : :ミ : : : : : :ヽ / ;:::. ‘, ‘,
|::_} \ヾミ{: : : : : : ミ: : : : : : : : }_ノ_ノニ=:.. ‘, ‘,
⊂”ー-┘::}___ {`ソ:ヾ: : : :ノヾ、 : : : :r≦、三三ニ=:::. l ‘,
⊆: : : ‐-:////゙二ニ’-‐”´: ̄: ̄:``ヽ:、:_ フ”:ヽ: : :ヽ: : :ムミニヽ\三三三:/ ! }
と”: :ー: :((((: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : : : : : : : :八\ヽ \\三:/三/ /
とんでもない! アメリカは氏族間の争いのことについて全く無知だった。
フセイン大統領というタガが外れて、イラクでは氏族間の争いが再燃し始めた。
イラクの混乱はそれに第一の原因がある。ある意味、独裁国家でなければ
中東の国は国家としての形を保てないのだ。
つまり、ナショナリズムや愛国心は絶対の単位ではない。中東のように、
もっと小さい単位が力を持っている国もあるということだ。
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ ……そんな国もあるのかお。
/:::u⌒(__人__)⌒::::: \ イラクのテロはアルカイダが悪いのかと思ってたお。
| mj |ー’´ u |
\ 〈__ノ /
ノ ノ
_ _
┌lニ「└冂 7^>┐
,rくV冂ー厂Y^ト/´/7
)‐二ニ’-=二三ニ二( 理解していただいて恐縮の至り。
YこjW{;二’-‐<二〈 ナショナリズムという定規は絶対ではない。
ヒp} トニpブ ̄`!ニヽ その国にはその国の文化がある。
|フ| | ド、~ } ’Fリ
. |゙=_’_’゙ ヽ / rく 他の民族のシステムや文化をよく理解していなければ
|〈.-―ヽ V /´交ヽ 国際情勢を読み解いていくことは難しいぞ。
. |`⌒` ,//ヽ立ソ^ヽ
/’ァ—‐”” /.交ヽ/ ,ハー、
r「//__ /’交ヾ立ソ / / \
_,ィイ//4O) ヾ立ゾ/ / ノ  ̄`ー、_
// / |卩 lフノ-‐”” ‘” / / \
/ />rr<‐’´__,,.. ‐”'”
ノ L____
⌒ \ / \
/ (○) (○)\ 中東のことはよくわかったお!
/ (__人__) \ それじゃあチベットはどうなのかお!?
| |::::::| | チベット民族はずっと昔から抑圧されてきたお!
\ l;;;;;;l /l!| ! チベットを独立させるべきだお!
/ `ー’ \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ ドンッ!!
`ー、_ノ ∑ l、E ノ <
レY^V^ヽl
, -‐-'´ー- 、._
,、' : : ,:-'´: : : : : : :\
/: : :/: : : : : : : : : : : : \
/:/ : /: : :, : : : : : :/: : : : : : : ヽ
!': : :/: :/;.、=7;、イ;i: : |: : : : 、: ヽ さっきも言ったけど、チベット問題は中国が大きくなっているために
!: : /': :'´ ;| 'iァz;、,'ト|: :/;イ: : : }: i l チベット民族のナショナリズムが刺激されてるということね。
!: : : : : : :{ `''゛'` !/'´/イ;ィ:/: リ'!
'; : : : : ;|ヾ ,ィ')y'/;ィ:/ でもこれから見えて来ることには、もう少し深い意味があると思う。
ヽ:|'; :{ヘ _ ゝ./!'´ !'
/' ヽ! 、 ´,. ィ':i/
_,,..../ /` ‐' ´l/リ゛
ノ `丶、 {、 ´
/ ' ‐- 、 \トヽ、
,イ;;;:::、:_:::::::`ヽ、 _\!`)、
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ む、どういうことかお?
| u (__人__) | あんまり詰め込みすぎると頭がパンクするお。
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ ” /__| |
\ /___ /
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ’, :l ヾ`ー
/!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j それは私が解説する……。
ヽム:.} ii;_j ii;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ _ 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr’´ヽ{ ___`} ヽ、_
/| l:| | ===| |:l゙ヽ
/ | l:l l l l::l l
l ヽハ l l // |
____
/ノ ヽ、_\
/( ○)}liil{(○)\ おおおおおおおおお!?
/ (__人__) \ 長門が二人いるおおおお!?
| ヽ |!!il|!|!l| / | 分身の術かお?!
\ |ェェェェ| /
_,..-‘⌒ ’ ̄` ‐ 、
/ / .: ::. ::::::::..ヽ
_,/ ハ ::..ヽ::::::::.ヽ この人は私じゃない。この人は綾波レイ。
 ̄フ / { 人 ト、 :::::l:::::::::::ヘ よく似てるけど間違っても私じゃない。
| l l i八iゝ、 l ヽト |:::|i::ゝ ましてパクリとかではない。
{ハ| { i__レ__ゝ ヽj __j_Vl ::::::!::レト
ノ ト{ ィfァッ ィfテ、i::::::|/:/ ついでに言うとタバサとかいう小娘も似てるけど違う。
ヘ{ iトi. 辷ソ . 辷ノ|::::/ヘ{ いつかシメる。
i ト、 _ ノi::/
!ト! ゝ、 .._ ,.. ィ’´ j!
_,-─ ‘´/ {\
/i || レニ二ニi ` ̄/ヽ
|::::::i !! !====! //::::|
i:::::::::i || i i //::::::i
____
/ \
/ ─ ─ \ し……シメる……? まあいいお。
/ (●) (●) \ 長門、綾波に変わって解説を頼むお。
| u (__人__) u |
\ ` ⌒´ /
_,. –─- ,_
-”テ”´ _ ヽ
,r’ァ’ ,r// , , `!
´ ‘ /,’/_ィ,イ ! | | ヽ まずチベット問題のことは数あるやる夫シリーズに任せるとして、
l1,l ハ.、`|/| /トィ._| | チベット問題はこの後の世界について重要なサインであるかもしれない。
〃 l lュ} ‘, -、.V/ / |
. l| l ‘ 5iツ ノ ハ| チベット問題はもともと世界中の識者の間では比較的
ヽトlヽ` /,.-シイ″ 落ち着いているとの見方がなされていた。だから今回の暴動は
`¨仁’-‘ユ、 世界中の識者を驚かせるものだった。
,r=ニ.ヽ、 l
_,.. イ ヽ`、 ヽ
f-r’/| l | |
ノ L____
⌒ \ / \
/ (○) (○)\ そんな馬鹿な話があるかお!
/ (__人__) \ チベットの人たちはこれまで散々いじめられてきたお!
| |::::::| | 今更なんて話はないお!
\ l;;;;;;l /l!| !
/ `ー’ \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ ドンッ!!
`ー、_ノ ∑ l、E ノ <
レY^V^ヽl
/, | /:: , l:: i::. }::ヽヽ::.ヽ \
.// .:! :| : /:::/:/::/i: /: !: }i:',ヽ:|
i,i .::| :|: :: !,/_ム/_ l:/::: l:: !l::! i::!
. ! l .: : .::::| :i:.:: レ',ソ,_/`!::/i:/ i:! |
. !.:! ::. : .:.::/´', !::: | ! ヾ.i´:i` !/ / ! 落ち着いて話を聞いてほしい。
i:l', :::::. :. ::. ::〈 、'_゙il::::. |.| j_ソ ゙、_
ヽヽ、:::::::::. :::.::::\ニ',::. ii::! ノ チベットで暴動が起こるということは、つまり中国が名実ともに
ヾ、i::::l::::l::::',:| ',::. !',! ィ´ 世界の超大国として成長してきたということに他ならない。
i|ヾ:!:::i::::/ヽ ヽ. l 丶. / 要するに、中国が経済成長を続けていくと、多数の少数民族が
ノ /ii/lノ ヽ:r‐y┬ ' 暴発する可能性があるということ。
イ'"`'‐- 、 / ヽl/ '
/ \__{ヽ、
/_,, -‐‐‐-- ,,_ \_,ヽ‐、
ノ L____
⌒ \ / \
/ (○) (○)\ だから中国はそれらも一切合財独立させるべきだと
/ (__人__) \ 言ってるお!
| |::::::| |
\ l;;;;;;l /l!| !
/ `ー’ \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ ドンッ!!
`ー、_ノ ∑ l、E ノ <
レY^V^ヽl
/, | /:: , l:: i::. }::ヽヽ::.ヽ \
.// .:! :| : /:::/:/::/i: /: !: }i:',ヽ:|
i,i .::| :|: :: !,/_ム/_ l:/::: l:: !l::! i::!
. ! l .: : .::::| :i:.:: レ',ソ,_/`!::/i:/ i:! |
. !.:! ::. : .:.::/´', !::: | ! ヾ.i´:i` !/ / ! だから落ち着けって言ってんだろうが。
i:l', :::::. :. ::. ::〈 、'_゙il::::. |.| j_ソ ゙、_
ヽヽ、:::::::::. :::.::::\ニ',::. ii::! ノ これまで、つまり冷戦期にはチベット問題は沈静化していた。
ヾ、i::::l::::l::::',:| ',::. !',! ィ´ それは冷戦期には資本主義、共産主義という、ナショナリズムを
i|ヾ:!:::i::::/ヽ ヽ. l 丶. / 凌駕する巨大なイデオロギーがあったから。
ノ /ii/lノ ヽ:r‐y┬ ' でももう、すでにソ連はない。東欧の国々も民主化されてきている。
イ'"`'‐- 、 / ヽl/ ' つまり、これからの世界はどんどん世界がバラバラになっていくということ。
/ \__{ヽ、
/_,, -‐‐‐-- ,,_ \_,ヽ‐、
___ ━┓
/ ―\ ┏┛
/ノ (●)\ ・
. | (●) ⌒)\
. | u (__ノ ̄ | 今日の長門はおっかないお……。
\ / それに何を言いたいのかさっぱりだお。
\ _ノ
/´ `\
| |
| |
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ’, :l ヾ`ー
/!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 中国が成長し、世界に及ぼす発言権が大きくなっていく中で、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } それまで抑圧されていたチベット人たちも発言権を求めているということ。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} ii;_j ii;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ _ 小/ チベット暴動は変化してゆく中国の最初のサインなのかも知れない。
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr’´ヽ{ ___`} ヽ、_
/| l:| | ===| |:l゙ヽ
/ | l:l l l l::l l
l ヽハ l l // |
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒) \ それはいいことだお!
/ ///(__人__)/// \ もっともっと人類全体が仲良くなっていかなくちゃ
| u. `Y⌒y’´ | ダメなんだお!
\ ゙ー ′ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ rー’ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
_,..-‘⌒ ’ ̄` ‐ 、
/ / .: ::. ::::::::..ヽ
_,/ ハ ::..ヽ::::::::.ヽ
 ̄フ / { 人 ト、 :::::l:::::::::::ヘ
| l l i八iゝ、 l ヽト |:::|i::ゝ
{ハ| { i__レ__ゝ ヽj __j_Vl ::::::!::レト でも、いいことばかりではない。
ノ ト{ ィfァッ ィfテ、i::::::|/:/ 冷戦後の世界が帝国主義的になっていく中で、
ヘ{ iトi. 辷ソ . 辷ノ|::::/ヘ{ ナショナリズムが刺激されている現在なら特に。
i ト、 _ ノi::/
!ト! ゝ、 .._ ,.. ィ’´ j! 中国の反日暴動や小泉首相の登場以来、
_,-─ ‘´/ {\ 日本でも日本人の愛国心やナショナリズムが
/i || レニ二ニi ` ̄/ヽ刺激されてきていることは、ネットをするあなたなら
|::::::i !! !====! //::::|肌で感じていると思う。
i:::::::::i || i i //::::::i
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ ネトウヨのことかお?
| (__人__) | でもアレは韓国なんかが反日だから
/ ∩ノ ⊃ / 仕方のないことだお。
( \ / _ノ | |
.\ ” /__| |
\ /___ /
_,. –─- ,_
-”テ”´ _ ヽ
,r’ァ’ ,r// , , `!
´ ‘ /,’/_ィ,イ ! | | ヽ それは仕方がない。けれどナショナリズムの高揚は
l1,l ハ.、`|/| /トィ._| | 今まで言ってきたように、時として毒にもなる。
〃 l lュ} ‘, -、.V/ / |
. l| l ‘ 5iツ ノ ハ| たとえばヒトラーのような独裁者を国民が容認してしまったり、
ヽトlヽ` /,.-シイ″ 太平洋戦争のときのように、民族意識だけが高揚した結果、
`¨仁’-‘ユ、 他国の実力をナメて敗北を喫してしまうことにもなる。
,r=ニ.ヽ、 l
_,.. イ ヽ`、 ヽ
f-r’/| l | |
_,. ─ 、. – ._
/ `ヽ
/ 、 、 \
/,. ,. / l. | ヽ ヽ ヽ. ヽ
/ / i’/ / ,| | ,! | ‘,. ! ‘, ナショナリズムはすべてではない。
∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l | 国家は民族や言葉、文化だけで定義されるものではないから。
| | |l.’,. } ナTァ-| ./ l./”’Tナ{. ,リ |1 あまりに強大なナショナリズムは、他国の人間を
l!Mヽ.{<ィテtト !' ' t5モト,.レ!' ,1 ,! 人間とも思わないような暴走状態に陥らせることもある。
1',l.| ゙ト 'ぅり , 2tタ / /,!'
`| l. 「ヽ __ /! イ/
l.ト. |l. ヽ、 _,.ノイ/ |! まあ愛国や民族意識もほどほどにしておくこと。それが統合思念体からの
` ヽl ヘゝl` - ´lル ′ 人類への警告。
/.ノ ヾヽ、
_.. - ´ L._,. -- .._...| ` ‐ 、._
____
/ \
/ ─ ─ \ ううーむ......そういう現実的な考えの方が確かに重要かも......。
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒) \ わ、わかったお! みんなのおかげで少し賢くなったお!
/ ///(__人__)/// \ これからはいっぱしのプロ市民としてやっていける自信がついたお!
| u. `Y⌒y’´ |
\ ゙ー ′ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ よし、これからは愛と平和の伝道者として生きるお!
/ rー’ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
! /|l |
. ! / l|l |
i /| l l|l |ll l|l l |
. ! l! /jl l! | l |!l | l l ||l |l .|
i l .| l,/|! //’| l! | l l! l.l ! l | l | | ! ! | |
| ! .| l|lニ|/ニ=|ト、 |l! l |! ,rェl|二l_リニ| ! ! l|
|.l | l|、 {r’:::::::j} ヾ’ ノ {r’:::::::j} /| ! ! |l
|.l |. iト`ゞ=”’‐ ゞ=”’‐’ ,ィ! .| | .|l まあ、それはそうと……。
. l|. | |`` __,,.‐─ー ,,_ ! .| ! |l キミの臓物、ブチ撒けていいか?
. l| l | i| ‐-”” “”-‐ | .| .! .|l
l| l | |l, ,:., | .! l l ! ! |!
. l! | |. l| ヽ ,イ| l .! !.l l l!
l! l | l|-’\ `”” “””´ /’‐| ! ! ! | レ′
\ | | l| `ヽ、 ,.イ .|l j ,レ’´
`ヽ. l l| lヽ、 / | l! ,’ /
\! | ! 丶、 _ _ , ’ | ! /´
`! |!. ! i ‘、 .! /
ヽ l| j ! ヽーj イ\
> !’´ ̄`>’ ! `!// \
____
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/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ お?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
\ \ | ̄ ̄ ̄\
/ ̄\ \ | \
\_/\ \ ,.イ | |ヽ
\ \ \ / / \ | \
/ ̄\ \ / イ/ \___|
j-< ̄ミ`ミヽ、\ //:// \
/ ヽ、`ヽヽ\ \ヽ彡 ‘:.ル// \
,ハミ㍉仗、ヽ\ヽヽ㍉`ヽ:.:.:// __,-‐y‐y‐冖、
{ ト乂㏍ソ`ヽ\ヽ}Viト{^ヽ:.:.:| L_/∧Y´//,ハ ヽ
ぃミメ/¨`¬ ヽ ハV<_}:.:.:.:.:.| | ノヽ/ V / { | \
__ ヽ{^、<⌒ヽ 〉 lN |:.:.:.:// \`く \!〈 !| 〉,==ミj
__,.、_/t‐、ヽ____|l |∧ド='ノ弋l| ヽ,/|:.:.//| /~ト-'⌒^ヽ V/'yーr〉
`ー‐~{ {\ヽ} }─ ─ヘ l{ \ヽ:.:.: lリ i弋ヨ://j | { 人 └-V} \
`'┬┬' _ ヽ| ,-\ヽ:l!`ゝト_|彡‐'′ __ >一ァ-、 _/ 、, i`n┐
,.-‐''二二二二二二二二二二二二二二二二フ ,--ゝ‐ヽ//フ∧`<彡く_〉-=二== ̄>l |j /―/ / /ノJ
`"ー‐く__>─‐く__>─‐く__>─‐く__>─`-ニ7ー‐ァヽ∠ノ7ー、ゝ、 トミ三___厶=‐’゛ | |`′└’し’´
!__j / / ̄ \ >ミ、=ニ=`ヽ、_ ムゝJ
| | 人/ `7 `Zニ二ニ孑く:.ト:.:.\
| | />’´ ┌―‐く_ ):,}:.:|!:./:.};ハ:}:ヽ:.:.}
「`l // |:l⌒ヽ:. ̄`’く:.;ハ:|:/:〃:.:.:}j_:.:.};ハ
| ン / r‐’-ァー<}:._;:-‐7-_」'-‐'‐''"´:.`:.:.:.:.ト、
_,<_∠_ 〉(フ⌒ー|:{:.:/:ir一'フニて ̄ミニ=、」:;ハ
/ Y弋ヽヽ─r--r──ァZ´ _r'-k─ヘ:ト、∠三ミ、`ヽ-リ`ニ,ュ_}
_/ , ベヽ_ゞ! ノ--'ー‐'--- >=、=北⌒ヽ ヽ:.:/ `i`ニ}’´ (,ゝ、  ̄¨─-
__,.、_//フ,ヘく___TT´_____/ `⌒ヽヽ }_jノ^′ 《{{ ヽ,-く  ̄¨ ─
,、‐ ””  ̄ ``” ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^’´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐’7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l やあ、このスレの最後のシ者、碇シンジだよ。
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ””゛_^`”`‐ly:::ト ははっ、お馬鹿さんのみんなはもう忘れちゃったかな?
/|;ィ:::::N,、‐’゛_,,.\ ´”””‘ヽ l;K
l |ハト〈 ,r””゛ , リイ) 五時間半もお付き合いいただいてありがとう。
`y’t ヽ’ // ちなみに今回はほんの暇つぶしのつもりだったけど、
! ぃ、 、;:==ヲ 〃 暇に任せて書いてたらいつの間にか凄く長くになっちゃってね。
`” へ、 ` ‐ ‘゜ .イ ま、一日中PCの前にいる君たちにはほんの一瞬だったろうけどね。
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ ちなみに資料は『民族とナショナリズム』ほか数冊を>>1がまとめたものだよ。
/ ! レ’ ヽ_ もともとナショナリズムは哲学みたいなものだから、あんまりうまくまとめられなかったけどね。
_,、‐7 i| i´ l `’ ‐ 、_許してチョンマゲ。
,、-‐””´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ ‘、_ `ヽ、_
/ i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 ’、` ‐、_ ,`ヽ
,、‐ ””  ̄ ``” ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^’´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\ ちなみにさっきから言われてるけど、このスレは
‐’7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶 ナショナリズムそのものについてではなく、ナショナリズムは
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l 歴史的にどんなところで顕著に現れたかを書いてたから、
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ””゛_^`”`‐ly:::ト 正直全くタメにはならなかったと思う。これも許してチョンマゲ。
/|;ィ:::::N,、‐’゛_,,.\ ´”””‘ヽ l;K
l |ハト〈 ,r””゛ , リイ) ちなみに>>1自身は中国も韓国もあんまり好きじゃないんだ。
`y’t ヽ’ // みんな核爆弾で焼き払っちゃえばいいと思ってるんだよ。
! ぃ、 、;:==ヲ 〃
`” へ、 ` ‐ ‘゜ .イ ははっ、嘘嘘。これもAAキャラの性格を尊重した結果だから、
`i;、 / l 皆さんのご賢察をお願いするよ。
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
/ ! レ’ ヽ_ これから綾波と水入らずの時間を過ごすから、この辺で僕は消えるよ。
_,、‐7 i| i´ l `’ ‐ 、_じゃあねみんな。言ってなかったけど君、ちょっと汗臭いよ。
,、-‐””´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ ‘、_ `ヽ、_
/ i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 ’、` ‐、_ ,`ヽ
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:20008/03/24(月) 17:30:37.57 ID:JUR2q1K80
シンジUZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
I love this. Content marketing gets thrown around so much which makes almost everyone publish stupid posts like the one you me.8eonidnI&#t217;d rather publish once a month with stellar content than drill my readership with junk.